よく問題集を解くときに、自力で解いて行って、
間違えたら問題番号のところにチェックを入れて、解説を読み、
2周目、3周目と正解するまで繰り返す、という人がいます。
一見、すべての問題が正解できるまで解いているので良さそうに思えますが、
“教育界の魔法使い流”では、2段目をクリアしたに過ぎないのです。
つまり、2段目止まりでしかない、ということです。
2段目までの価値は、10%+30%=40%です。
一番重要な2段目 → 3段目というステップをやっていないから、得点が伸び悩むのですね。
2段目とはどういう状態でしたか?
「自分で解けるが、時間がかかってしまう」状態ですよね。
つまり、2段目止まりの人の特徴は、「試験で時間切れになる」ということです。
時間配分がマズかったと反省する人が多いですが、そうではありません。
「時間配分がマズかった」ということは、つまり、試験中の失敗という反省をしている
わけですが、本当の原因は、試験を受ける前に2段目までしか行けなかったことです。
問題を見た瞬間に解ける3段目まで行っている人は、時間切れになりません。
それぞれの段階にいる人の特徴をまとめると、こんな感じになります。
<3段目まで行った人>
サービス問題ばかりと感じ、実際にも優秀な成績を取る
<2段目止まりの人>
解き方は分かるから、あと5分10分あれば全部解けたと悔しがる
<1段目止まりの人>
見たことはあるけれど、解き方が思い出せない、という問題ばかりと感じる
<0段目止まりの人>
見たこともない問題ばかりと感じる